『体験型海洋学習教材LAB to CLASS』が日本サンゴ礁学会/保全・教育普及奨励賞を受賞!

当団体がサイト運営を担当している『体験型海洋学習教材 LAB to CLASS』が、令和 5 年度日本サンゴ礁学会 保全・教育普及奨励賞を受賞しました!

東北大学で開催された「日本サンゴ礁学会 第26回大会」に代表理事の伊東と推薦者となった浪崎が参加して、中野義勝会長から賞状と副賞の盾をいただきました。 これまでご協力いただいた皆様に感謝します。これを励みに、『LAB to CLASS』を今後さらに発展させていければと思っています。

左から: bridgeメンバー 浪崎、日本サンゴ礁学会会長 中野義勝会長、bridge代表理事 伊東

海洋学習は、地理的要素・気象条件・危険回避・指導者の専⾨性など多様なハードルが挙げられ、学校教育の現場でも未だ遅れが指摘されます。また、フィールド体験は費⽤がかかることもあり、保護者の収⼊や興味に⼦どもの体験機会が左右され、教育格差も存在します。その問題を解決しようと、教材だけでなく、指導者向け資料や動画等の予備教材もあわせて web サイトで無料公開し、誰でも使えるようにしたのが『LAB to CLASShttps://lab2c.netです。

デザイナーやインタープリターなどの協⼒を得、市販教材に劣らぬ“⾒た⽬も楽しく使いやすい教材”となっています。そして何より、多くの研究者やフィールドワーカーの情報提供を受けて、海の⾃然や⽣物の多様な魅⼒が散りばめられているところに、当教材の価値があると思っています。 LAB to CLASS はサンゴ関連の教材が多いとはいえ、全体の 1/4 程度。その活動を学会が認めてくださったことは、本当に⼤きく、⾝が引き締まる思いです。受賞を機に、研究者のみなさまとの連携を深め、サンゴ礁をはじめとする海洋環境保全にさらなる貢献をしていく所存です。

最後に、今回の受賞はサイト運営団体として bridge が受けさせていただきましたが、真の受賞は⻑い間サンゴ礁保全のための活動を続け、わかりやすい教材に作り上げたフィー ルドワーカーや研究者、そして教材を使って活動をしている多くの地域の⼈たちの努⼒の賜物だと思っています。

関係者各位に⼼よりお礼を申し上げます。