教材学習とフィールド体験で日本有数の自然干潟「盤洲干潟」を知ろう

~ 千葉県木更津市立 八幡台小学校4年生 ~

実施場所:【フィールド体験】盤洲干潟(千葉県木更津市)、【事前・事後学習】八幡台小学校教室
実施日時:【フィールド体験】2026年5月18日(月)9:30〜11:30、事前・事後学習】2026年5月14日(木)21日(木)

概要

LAB to CLASS『干潟のジグソーパズル』のモデルになった、千葉県木更津市にある盤洲干潟で、市内小学生を対象とした自然体験プログラムを実施しました。
東京湾に残る広大な自然干潟の価値を、木更津市の“未来を担う子どもたち”に体験を通して学んでもらい、環境保全意識を高めたい…という市関係機関の強い思いから始まった当事業。木更津市の教育委員会との協働事業という形で運営をさせていただき、フィールド当日は県立博物館の専門員や八幡台小学校の先生たちのご協力の元、総勢98名の生徒さんが “干潟の海”を体験しました。
「海の専門知識を持たない先生も気軽に実施できる授業」を目指し、事前・事後授業を加えて作成したプログラムは、今後「モデル授業プラン」の一つとして、市内小学校へ紹介される予定です。

  • ねらい:地域の貴重な自然に触れる、干潟(浅い海)の役割を知る
  • 体験者:木更津市立 八幡台小学校 4年生 98名
  • 指導:伊東久枝・三好直⼦(海の環境教育NPO bridge)、⼈⾒道夫(ネイチャーガイド ⾵の道)
  • 干潟観察サポート専門員:柳 研介(千葉県立中央博物館分館 海の博物館)、大原庄史(NPO法人生態教育センター)
  • 使用教材:
    海洋学習教材LAB to CLASS  《干潟のジグソーパズル》 他
  • 協働:木更津市教育委員会 学校教育課
  • 協力木更津市金田漁業協同組合/木更津市環境政策課 

*当プロジェクトの運営には、株式会社ZOZOの寄付金の一部を使わせていただいています。

活動の様子事前授業

・事前授業では、ジグソーパズルをつくって、観察すべきポイントを事前チェック。
・「水の循環」で繋がっている、盤洲干潟と小学校や家がある内陸部の関係もパズルで確認。

活動の様子フィールド体験

・この葦原を貫く道の長さこそが、盤州干潟の凄さ。この景色こそが宝だと、彼らが気づくのはいつ?
・「トトロの森」と子どもたちに人気の高いゲート付近。
・1クラス30名以上が集まっても、少人数に見える…干潟の広さが圧倒的!
・わずかに水が残る地点は生物観察の絶好地点。小さな生きものの動きに夢中!
・干潟観察の一番人気は、やっぱりカニカニカニ。捕まえたり、挟まれたり、じっと眺めたり…大小様々なカニが子ど
もたちを魅了する
・体験のふりかえり。映っている友だちを見つけて、大盛り上がり!
・パズルに再挑戦!当日フィールドで回収したプラスチックゴミを置いて、発生源も考えました。
・干潟の機能を身近なものに例えて、楽しく学習。「回転寿司」と「干潟」の共通点は? いろんな魚がいる他には?
子どもたちの想像力にびっくり。
・事後学習の最後には、フィールドでお世話になった専門家からのメッセージ。「あー〇〇のおじさんだ!」と大喜び
でしっかり耳を傾けていました。
・事後学習で生徒たちが描いた絵には、干潟の楽しさとともに自然の特徴もしっかり描かれて・・・。
・水たまりの中には、小魚とカニ。
・海藻の間に生きものたちがたくさん隠れている!

実施後の感想(実施者:海の環境教育NPO bridge /担当 伊東)

公⽴⼩学校での学年単位の実施には、まだ様々な課題があることも事実です。けれどこの知られざる“地域の宝”を⼦どもたちが実体験として感じることは、⽊更津市だけでなく今後彼らが多種多様な社会でグローバルな環境課題を解決していく上で揺るぎない指標と⼤きな原動⼒を⽣み出すことにつながるのではないかと思えます。
そして、⻑期的に⼦どもたちの成⻑に関わる学校の先⽣⽅とのコラボは、プログラムの幅と奥⾏きを広げる可能性を常に感じさせてくれます。今後は、先⽣との協働によるプログラムづくりを、地域の事業者なども交えて実施できたら嬉しいと思っています。


より詳しい「実施レポート(PDF)」は、こちらからご覧いただけます