東京湾最大の干潟で中学生(2年)の探究学習

東京都の私学(中高一貫校)安田学園中学校2年生の『探求・ライフスキル学習』授業の一環として、2日間の干潟の体験学習プログラムを行いました。フィールドは千葉県木更津市にある『盤洲干潟』。小櫃川河口から東京湾へと続く広大な干潟は、東京湾最大であり、全国的に見ても今では稀となった“川から海へと繋がる干潟の原風景”が残る貴重な場所です。

6 月に行った「フィールド下見体験学習(日帰り)」で干潟の全容を体験。地域で「海苔漁」を行っている漁業者の方のお話もお聞きし、その後興味を同じくする数名でグループをつくり、<探究テーマ>を決めて当日に挑みました。

生物観察メインによりテーマを一歩広げて、2年生の探究テーマは、塩分濃度によって貝の浄化能力は違うのか、カニは温度が高い時と低い時でどちらがよく動くか、カニの大きさと行動範囲の関係、などなど。なかには「カニは巣穴の入り口を塞がれたらどうするか」「走るときにはどの足を使うのか」など、素朴な疑問も。これらの探究学習の結果は、11 月に行われた文化祭『安田祭』で発表され、「ベスト発表賞」を受賞しました。